成長

ナイスゲームだった!
体格で上回る相手に対して、モールトライ3本取るなど、接点では互角以上だったと思う。
しかし、ちょっとのミスを得点に結び付けられ惜敗した。
ちょっとのミスをするのかしないのか、相手のミスを生かせるのか生かせないのか、花園の舞台でその差は勝ち負けという形で明確に分かれる。
昨日の負けが、どのくらいの差を含んでいるのかはわからない。
もしかしたら、思っている以上に大きな差なのかもしれない。

しかし、一つ言えることがある。
それは、彼らがこの1年でものすごく成長したということ。
新チーム発足の時点、いや夏合宿前の時点で、花園でこれだけのゲームができると誰が予想しただろうか?
そんな彼らは、厳しい夏合宿を乗り越え、
秋の再強化の時期を越え、
県予選をノートライで勝ち抜き、
花園前合宿をいい形で終え、
そして花園へやってきた。
日々、彼らが成長していく様が手に取るように感じられた。

そして、昨日のようなゲーム。
ノーサイドの笛が鳴り、相手選手とがっちり握手を終え、涙いっぱいの顔でスタンドに挨拶にきた彼ら。
思わずもらい泣きをしそうになってしまった。
自分自身、この1年は、指導歴1年目の昨年よりも間違いなく多くの時間をこのチームと共に過ごした。
レーニングの時の雰囲気が、あまり良くならない時期もあり、自分自身の指導力の拙さを嘆いたこともあった。
思い切り怒った選手もいた。
時には、恋愛話のようなくだけた話もした。
思えば、自分自身もこの1年、彼らによって成長させてもらった部分もあったかもしれない。
だから、そんな彼らへの思い入れはやはり強かった。
昨日、東京から観に行って本当によかったと思う。
成長した彼らの最後の雄姿がそこにはあり、この1年の答えがそこにあった。
来年も残る1,2年生と共に、頑張りたい!
3年生、お疲れさま。