わかり易い話。

主人公が、ある日強盗事件に巻き込まれる。
犯人に、銃で頭を撃ち抜かれる。
しかし、世界初の脳の部分移植により、彼は奇跡的に助かった。
そこから物語りは、始まる。

脳移植手術は成功した。
しかし、主人公は自らの身に起こるゆっくりとした変化に徐々に気づき始める。
明らかに、手術前と異なった人格が主人公の中に形成されていく。
それが、脳を提供してくれた人物(ドナー)の影響を受けてのものではないかと思うのであった。
そして、ついにドナーの正体が明らかになる…。

東野圭吾の小説を読んだのは、『レイクサイド』に続き、本書で2冊目。
氏の小説は、とてもわかり易いと感じた。
登場人物の心情描写や情景描写、とてもイメージし易いと感じた。