早実おめでとう!
昨日の甲子園決勝本当にすごかったですね!
昨日は、研究室で実験をしながら、途中手を止めてテレビで試合を見てました。
今年の早実は、西東京大会決勝(対日大三)のものすごい試合を見て以来ファンになってしまった。
あの試合も、斎藤投手は延長11回を一人で投げ抜いた。
スタンドからは、表情を捉えることはできなかったが、マウンド上の彼はCOOLだったように思う。
そして、一昨日・昨日の決勝戦。
一昨日は、京成線八千代台の駅前のテレビで、汗を拭いながら延長11回から15回まで見ていた。
引き分けとなったあの試合、印象的なシーンが二つあった。
一つめは、スクイズを外したこと。
3塁走者が走ったのが見えて、とっさにスライダーを低めに外したと言う。
プロ野球選手の中にも何人かは、投げる瞬間にコースを変えたりできる投手が存在するというが、斎藤投手はすでにそんな投手の一人だ。
二つめは、最終回駒苫4番の本間選手にカウント0−3から、146kmの直球2つで追い込んだこと!
3連投の、しかも15回のあの状況でなおも146kmを出せてしまう。
それまでの投球を抑え気味で投げていたとは言え、並大抵のことではない。
また、逆に決勝で抑え気味に投げて、相手打線を封じてしまえるレベルの高さがわかる。
しかし、15回が終わり、再試合が決まった時、正直俺は、早実の優勝はないと思ってしまった。
斎藤投手1枚だけで、勝てるはずはないと・・・。
そして、昨日だ。
斎藤投手を見くびっていた。
いや、仕方のないことなのかもしれない。
ここまで気持ちの強い選手がいるものかと、感激してしまった。
昨日の印象的なシーン。
優勝決定後、ベンチ前でダウンのキャッチボールをしながら、涙していた斎藤投手。
体力・気力ともに、やはりギリギリだったのではないだろうか?
いや、ギリギリであったに違いない。
どんな言葉よりも、あのシーンが斎藤投手の心情を表していたのではないか。
もちろん、あの涙は嬉し涙だろう。
しかし、あの涙に込められた思いは、単に嬉し涙では言い尽くせないものがあったと思う。
全国4千数百校の頂点。
日本一。
どんな感じなんだろう?
日本一の瞬間に流す涙ってどんな涙なのだろうか?
今はもう選手として、そんな涙は流せない。
でも、選手として果たせなかった夢を、裏方に回って果たしたい。
日本一!
夢であり、目標である。