古典に学ぶ

温故知新という言葉があるように、過去の出来事や歴史上の偉人、また歴史そのものに学ぶことは多い。
その時々の生活環境や世相は違うものの、人間が感じること、行うことは今も昔も大差はない。
中でも、古くにまとめられ淘汰されながらも現代まで残っている古典に学ぶものは多い。
古代から現代まで受け継がれるということは、それだけ人類普遍の真理をついているということだろう。
論語』『荘子』『老子』『孫子』をはじめとした中国古典は、実学の書として幅広く人々に親しまれている。
本書は、これら中国古典の中から代表的な12の作品を選び、さらにその中から代表的な15のフレーズを紹介している。
中国古典にこれから親しもうという人にとって、入門書的な一冊となるだろう。
言葉は、時として決断の決め手を与えてくれたり、悩みを軽減してくれたり、励ましてくれたりする。
そんな言葉を探している人にも、お薦めの本だ。