かける言葉

6月に入り、すっかりBlog更新の頻度が減ってしまった。
なぜなら忙しいのですよ。

さて、今日は言葉について。
今、トレーニング指導の仕事で高校生と接することが多い。
ってか、指導する選手のほとんどが高校生か。。。

高校生と接していると非常に面白い。
また、非常に難しい面もある。

彼らは、まさしく思春期、青春の真っ只中にいる。
子供から大人に移り変わる過渡期にいる。
もちろん、俺も通ってきた道。
もう5年も前の話になるが・・・。


高校生って、日々変化している。
特に、気持ちの浮き沈み、モチベーションの変化が激しい。
ある時は、こちらがかける言葉がすごく彼らの中に染み込んでいっているかのように感じる。
またある時は、全くこちらの言葉に反応してくれないこともある。
もちろん、その反応は俺の話の内容、話し方にもよると思う。
今日なんかは、俺の言葉が全く彼らに届いていなかったんじゃないかと思った。
彼らは、非常に焦っている。


勝てない。うまくいっていたものが、うまくいかなくなり負けが重なる。


レーニングに全然、身が入っていない。
気持ちは、非常に良くわかる。
最終的な目標が、花園に出ること、花園に勝つことであっても、彼らは目先の一勝が欲しい。
こちらが、いくら「今は、我慢の時期。最後に笑うために、一日一日を準備だと考えよう。」っといった感じで話をしても、言葉が入っていかない。
そう、どうしても結果が欲しいんだ。
いくら最後に勝てばいいと頭ではわかっていても、どうしても視野が狭くなってしまう。
そうすると、人間関係もぎくしゃくしてくる。


人を指導するって非常に難しい。高校生を指導するって非常に難しい。
まさしく彼らは、日々進化し、日々変化する生き物だ。
そんな彼らにどんな言葉をかけてあげるのが、いいのだろうか?
正解はないと思う。
ただ、かける言葉によって、彼らの反応は明らかに変わる。
非常に難しくもあり、面白くもある。
教師を志す人、教師を続ける人ってこういう部分に醍醐味を感じるのかな。


とにかく、彼らにかけるたくさんの言葉。
美辞麗句ではなく、魂を込めた言葉をかけてあげたい。