BOOKレビュー

ICHIROとYAZAWA

野球界の英雄・イチローとロック界の英雄・矢沢永吉、二人の英雄の初対談を収めた一冊。二人に共通すること、それは 「現役であり続けること」つまりそれは「現状に満足しないということ」である。また、「常識で考えられている枠に収まらないこと」イチロー…

オシム監督

読んでしまった、『オシムの言葉』 今や、小学校の読書感想文の課題図書の一冊に名を連ねる本書。ドイツW杯・予選リーグ敗退を経て、3期連続で外国人監督を新たに招いた、サッカー日本代表。 イビチャ・オシム。特に欧州のサッカー界では、名監督として有名…

時間の開拓のヒント

この本は、朝2時間早く起きることの効用をこんこんと書いている本である。朝2時間早く起きることで、どういうことが起きるのか?それは、集中できる2時間が確保できるということだ。 確かに、朝は比較的自分の時間が取れる。 電話はかかってこない。メールの…

ネット社会

Web2.0時代と言われる今日。 ネットというバーチャルな世界での出来事が、リアル世界にまで影響を及ぼすようになってきている。 つまり、ネット世界でいろいろなことができ、ビジネスとしての市場価値すら創造され始めているのである。 では具体的には、Web2…

大切なのは心です

聖書についで1世紀以上もの間、世界中の多くの人々に読まれ続けている超ロングベストセラー作品。 世界一、読まれている自己啓発書とも言われている。内容は、とてもシンプル。 原因と結果の法則、それは簡単に言ってしまうと、心がすべての言葉や行動、周…

勉強法

東京大学在学中に司法試験に合格し、現在は私塾・伊藤塾で司法試験を目指す人達に講義をする立場にある伊藤真氏の勉強法をまとめた1冊。本書に登場する勉強法とは、試験のための勉強法がメインになっている。 夢をかなえるための手段となる、資格試験のため…

変化する日本語

既に、新しい方の作品『その言い方はないだろう』を読んでいるので、順序的には逆になってしまった。 フリーアナウンサー・梶原しげるさんの日本語に関する作品。 日本語の乱れ、若者言葉が問題視されることは非常に多くの場面で見受けられる。 しかし、大半…

靖国問題!!

小泉首相の靖国神社参拝問題。 おそらく今年も8月15日の終戦記念日近くになると、この問題がテレビや新聞紙面を賑わすことになるのではないだろうか? ところで、靖国神社に関してどれだけ正確な情報を知っているだろうか? 一般の戦没者のみならず、A級戦犯…

真の職業倫理

心臓外科医として、多くの手術を手がけ手術職人と呼ばれる程その道のプロとしてやっている著者。 そんな著者が、医療の現場に限らず、広く人間世界・一般的な仕事へ思いを馳せ、考えをまとめている。 社会人として働いている人には、魚に例えると大きく二つ…

第二次世界大戦を考える

“あの戦争”つまり第二次世界大戦(大東亜戦争、太平洋戦争)について、6人の論客(作家、大学教授、評論家、歴史科学館館長)が座談形式で論じ合ったものを収めた一冊。 8つのテーマに分け、主に戦時に起こった出来事やその裏側、世界情勢を論じながら戦争の…

逆境を跳ね返す!

35歳にして、61年ぶりのプロ棋士編入試験を見事パスし、晴れてプロ棋士となって瀬川晶司氏の対談本。5人の“達人”との対談をまとめた一冊。 対談相手は、柔道家・古賀稔彦氏、囲碁女流棋士・梅沢由香里さん、心理学者・岡本浩一氏、ツキの研究者・谷岡一郎氏…

夢に日付を!

「和民」で有名な ワタミ株式会社 代表取締役社長・渡邉美樹氏の一冊。ワタミの合言葉「夢に日付を入れる。」 ワタミの会社理念「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループ」この二つが、ワタミを語る上での欠かさないPointである。 夢に日付を入れ…

生活が変われば人生が変わる

原田さんの最新作。 前作を読み、すっかり原田さんのファンになってしまった。 松虫中学を最後に中学教師を辞めた原田さんは、現在は企業経営者や従業員、教師の卵、教師など社会人を相手に人材育成にあたっている。 そんな原田さんのノウハウが詰まった一冊…

プロフェッショナルとは

イチロー選手や松井秀喜選手らと深い交流を持つことで知られる、スポーツジャーナリストであり俳優でもある義田貴士さんの一冊。 義田さん自身、高校まで野球をやっていたこと、テレ朝では野球担当であったこともあり、本書に登場するのはプロ野球選手ばかり…

集団の知恵

一握りの数人から成るの秀才たちと、数百・数千の凡才の集団、どちらの出す推測や予測がより正しい答えを導きだすだろうか? 「みんなの意見」すなわち「集団の知恵」は、少数の秀才、天才、専門家の意見を凌駕する。 本書は、そんな法則を例を示しながら、…

古典に学ぶ

温故知新という言葉があるように、過去の出来事や歴史上の偉人、また歴史そのものに学ぶことは多い。 その時々の生活環境や世相は違うものの、人間が感じること、行うことは今も昔も大差はない。 中でも、古くにまとめられ淘汰されながらも現代まで残ってい…

男と女(2)

前作『話を聞かない男、地図が読めない女』に続く、第2弾。 本の内容は、前作とほぼ変わらない。 読めば、読むほど男と女の違いを感じる。 男は、女の魅力を視覚的な部分に求める。 女は、男の魅力を内面や頭の良さなどに求める。 男は、何でも自分が正しく…

男と女

ん?今頃と思われた人も多いだろう。 まぁ、今頃読んだのだから仕方ない。 数年前に、話題を呼んだ本書。 会社の女性上司に薦められ読んでみた。まさしく「あぁ、あるある!それわかる!そうだよなぁ・・・」と納得、共感させられる部分が連発の一冊だ。 平均的…

人材育成のプロ

荒れた公立中学を13回の陸上日本一に変身させた。 ごく普通の子が一番になれる。 そんな人材育成法を実践している、大阪のカリスマ中学体育教師・原田隆史氏の一冊。 目標設定をし、その目標を毎日書かせる。 自己分析をさせる。具体的な行動目標を立てる。 …

自身絶賛の短編集

空港にて、コンビニにて、駅前にて、公園にて・・・など、様々な場所での何気ない風景。 目に移る景色を眺めながら、その一瞬の中で登場人物がさまざまなことに想いを巡らしたり、考えたり、思い出したりと、心の中を描いた短編小説集。村上龍自身、「僕にとっ…

わかり易い話。

主人公が、ある日強盗事件に巻き込まれる。 犯人に、銃で頭を撃ち抜かれる。 しかし、世界初の脳の部分移植により、彼は奇跡的に助かった。 そこから物語りは、始まる。脳移植手術は成功した。 しかし、主人公は自らの身に起こるゆっくりとした変化に徐々に…

座右の書

プロフェッショナルを目指す。 それが、俺の生きる道。 このBlogのタイトルの「Road to…」はそんな意味がある。そんな俺の座右の書。「コアスキルに1万時間を費やせ!」 「自分の価値観にこだわれ」 「退路を断て」これらが、本書に書かれたメッセージだ。 …

ブログを書くことは、本能に近い

本の中の一節↓ “『キャスト・アウェイ』という映画では、飛行機事故の末、無人島に一人流された主人公は、バレーボールに話しかけることで精神の安定を保ち、命を繋いでいる。…(中略)…しかし、自分が発信したいことを受け止めてくれる人が生活環境にいない…

文書の心得

著者の作品は、『大人のための文章教室』(講談社現代新書)を以前に読み、本作品で2冊目。 私には、課題が多くあるが、文章力を磨くということはその一つである。 そういった思いから、文章関係の本は数冊読んできた。 その中で、ビジネス文書の本と言えば…

野球の見方

ピッチャーのクイックモーションとキャッチャーの捕球してから2塁へ送球するまでの時間が3.2秒であれば、計算上はほとんどの選手の盗塁を刺すことができるという。 本書は、そんな野球のプレーの一つ一つをストップウォッチを使って数値化し、野球の新たな…

疾走(上・下)

直木賞作家・重松清の作品。 優秀だったはずの兄がある日犯罪を犯す。その日を境に少年は、過酷な運命を背負う。 父親の失踪、母親の堕落、同級生からのイジメ…。 そして、15歳の少年はある日町を出る。 その旅路で、起こる2つの強烈事件。 強烈な人生を背…

傑作ミステリー

2006年、「容疑者Xの献身」で直木賞受賞した、東野圭吾のミステリー作品。 4組の親子が参加する中学受験の勉強合宿中に事件は起きる。 しかし、親たちは自らの体裁、子供たちの将来のために犯行を自らの手で隠蔽しようとする。 しかし、その常軌を逸した行…

Aha!Experience

脳科学者・茂木健一郎氏の新書。 脳科学という分野の一片を取り扱った本書だが、非常に分かり易い内容だった。ひらめきが起こる際の脳の活動は、なかなか思い出せなかったものを、やっと思い出すような状態と同様らしい。 また、ひらめきを生む土台となるの…

やわらかい頭になるには…

さて、問題です。 世界地図の上は、どの方角でしょう? 「北」だと思った人は、頭が固い人です。 オーストラリアで売られている世界地図は、日本のそれとは全く違うものです。 固定観念や先入観も持ってしまうと、そういうものだと思い込んでしまいますが、…

正しい日本語を話したい!

近年、日本語が歪んできていると言われて久しい。 特に、気になるのはファミコン言葉。 「〜の方」「〜でよろしかったでしょうか?」 「〜になります。」 これらは、気にし出すと耳について仕方がない。 しかし、これだけ常日頃から耳にしていると、気づいた…